大学村の近況報告4


「異常な大雪に伴う緊急のお願い」の解除      2022.3.11

 先月21日に、大学村への来村を控えていただきたい旨の「お願い」を発出していましたが、この度第2回目の雪下ろし作業が終わり、駐車場等の問題も解決しましたので、「お願い」を解除します。しかしながら、積雪量はまだまだ多く、山荘まで車で入ることはできず、管理棟周りの駐車場もあまり余裕がありません。また雪解けで駐車場は水浸しの様相を示しています。来村の場合は管理室までご一報ください。

 「降雪非常事態通報」については、まだまだ山荘の屋根には雪が残り、いつ落ちてくるかわからず危険な状態が続いていますので、解除というわけには行きません。雪が落ちて、屋根等に被害が出ている場合は、管理室から会員の皆様へ連絡させていただいています。まだまだ積雪が多く、玄関にまで到達できなくて、室内からの点検はできていない状況です。火災(雪害)保険の適用などの諸手続きを急がれる場合は各自でご確認お願いします。

氷の落下が危険

今冬の2ヶ月にわたって続く大雪状態は、日々の管理業務や村民の冬季利用に経験したことのない深刻な影響を与えています。とりわけ、12月中旬以来の相次ぐ波状的な大雪の繰り返しと低温のために屋根に厚さ2mほどに積もった雪が落下することなく(写真1)、氷化して除雪さえ拒むような事態に至っています。また、大量の雪を排出する場所もなく、管理棟前の駐車スペースもどんどん縮小化しています。

 二階建ての家屋では、そのような氷化した着雪が、家屋が温まって落下する場合(写真2)には、層状に固まった厚さ60cm前後の数層の大きな氷板として落下し、直撃を受ければ即死を免れない恐怖を感じる事態に至っています。

 今、直面する最大の問題は、倒壊や損傷の恐れのある山荘が多数存在することです。このままでは、早晩問題が起こる可能性や雪解け時に家屋の損傷が多発する事態も予想されます。これまでのように2回目の雪下ろしの対応ではとても処理できない異常事態です。“非常事態”と認識し、緊急に倒壊の危険性の高い山荘から、被害を軽減する雪下ろし作業を進めることが求められます。除雪隊を確保できたとしても、費用やどこまで対応が可能か、見通しが立たない中ですが、管理主任や除雪隊の皆さんの安全を優先させながら、まずは家屋の倒壊・損傷の軽減を非常事態的に対処せざるを得ません。村民の皆様のご理解を切にお願い申し上げます。  (2月21日 常務理事 田中克 記)

 

写真1 氷化して下ろすのも困難

写真2 自然に落ちた氷の塊

異常な大雪に伴う緊急のお願い

村民の皆さん

大学村ホームページでお伝えしていますように、大学村はいま大雪で非常事態に見舞われております。

積雪が、管理棟前で本日午後現在2メートル60センチに達し、排雪が追いつきません。

また急遽2回目の雪下ろしも開始しましたので雪下ろし隊の駐車スペースを確保しなければならず、村民用の駐車場の確保が不可能になりました。

皆さまには色々ご都合もおありでしょうが、当分の間(少なくとも2週間程度)、大学村への入村を差し控えていただきたく、緊急にお願いする次第です。

情況につきましては、引き続きホームぺージでお知らせしますので、よろしくお願いいたします。 

 

                     2022年2月21日 大学村理事長 小牧輝夫 

 

雪下ろし申し込みのあった山荘については既に作業が完了しておりますが、作業実施以降も続く激しい降雪により、倒壊等の危険のある山荘について、2月22日から、急遽2回目の雪下ろしを開始します。この、2回目の雪下ろしは、緊急性のないもの(例えば建物に危険な影響を及ぼさない、玄関掘り・ベランダの除雪・屋根から落下した雪の片づけなど)は実施対象となりません。予めご承知おきください。


これまで、大学村ホームページを試作してきましたが、2017年6月24日の理事会で正式ホームページとして本格的に運用することを決定しました。つきましては管理者として大学村からいろいろな情報を発信していく所存ですので、今後とも、ご愛顧賜りますようお願いします。  (一般社団法人野尻高原大学村 広報)