野尻高原大学村の近況報告 管理室から No.1(~2018.8.12)


危険木伐採ででた、丸太、薪ストーブ用に欲しい人は申し出てください 2018.8.12

7月初旬に、村内の危険木(今回はメインストリートのみ)の伐採を行いました。今回は危険が迫っているということで、土地所有者の了解を得て、伐採しました。今回の伐採は法人として実施しましたので、切り倒した木は法人として処分させていただきます。殆どは枯れていたり、傷んでいたりして、薪になるような木は少なかったのですが、一部、薪になりそうな木は、1m50から2mぐらいの長さに切断して、切り倒したままになっています。

村民の方で、薪ストーブの薪用として入り用の場合は、管理室まで申し出てください。

無料でお分けしますが、自分で、チェーンソーを使って玉切りにして、各自の車で運び出せるようにして、お持ち帰り願います。薪に割る等の作業は各山荘でお願いします。

運び出す際は、小枝などの処理、整頓をきちんとしてください。くれぐれも怪我などしないように気をつけてください。

(理事会より)

 


事務室に新しいコピー機が入りました。         2018.8.12

調子が悪くなっていたのと、ランニングコストが高くつくということで、最新機を導入することになりました。

まず、カラーコピー、プリントができること。A3のスキャンができること、パソコンから操作ができること、など、これまでより使いがってよくなりました。

機種は、コニカミノルタの、bizhub c227です。前のモノカラーの後継機です。

新しい機械が入ったので、これまで事務所にあったのを、事務室の外に出し、いままで外にあったのを、セミナーハウスに移しました。

白黒の場合は1枚10円(大きさは関係なし)でコピーすることができます。室外・セミナーハウスとも同じ。

どうしてもカラーコピーが必要な場合は、管理人にお願いして、室内の新しいコピー機を使わせてもらってください。カラーは1枚20円の負担をお願いします。

古いものは11年以上経っていますので、もし故障がでた場合は、処分する予定です。


危険木伐採の作業が始まりました             2018.7.3

今日から重機が入っての伐採作業が始まりました。上の写真の左から2本目の木、赤と青のテープが巻かれているのがわかるでしょうか。これを切り倒します。この木は枯損木でもう葉はついていません。枯れてしまっている木は、いつ折れて、いつ倒れるか、どの方向に倒れるかわからない木です。伐採するには厄介な木です。

クレーンで木を吊ら下げて、まずは上下2本にして、上部をおろします。上部は枝がたくさんついていて、下ろすのも困難です。中の写真は、枝を払いながら、上部の木を玉切りにしているところです。まだ半分、テープを巻いた木が立っています。

そのあと、短くなった下部の木を、方向を定めて切り倒します。下の写真は、下部の木を玉切りしているところです。

これでいっちょうあがり、というわけです。

木の様子をじっくり眺め、どういう方法で切り倒すか、なかなか高度な判断が必要です。見ていて、さすがプロという感じです。


アスファルト舗装道路の路肩がきれいになりました     2018.6.6

このところ、大学村のアスファルト道路の路肩がきれいになって、広く感じませんか。昨秋から舞い散ったコナラやカラマツの落ち葉で路肩がはっきり見えないほどにたまり、それが腐葉土化して、道路を狭くしていました。アスファルトの上につもり溜まった葉っぱ、泥をスコップ1本できれいに、路肩が見えるまで取り除ける作業を、管理補助員にやっていただきました。管理棟前から、六月に通じる幹線道路全域です。これまで路肩がはっきりしなかったので、舗装を外れて、土の部分を深くえぐっていたりしていたことがありましたが、舗装道路上ですれ違うようにして、路肩の土の上は走らないように気をつけましょう。


外灯LED化工事が始まりました              2018.6.6

E地区の幹線道路から外灯の付替え工事が始まりました。外灯の電球をLED電球に替えるだけではだめということがわかり、本体そのものを取り替えることになりました。LED電球は室内用で、外灯には使えないそうです。そういえば、これまでの電球も外灯用で、市販の電球より値段の高いものを使っていました。

今回の外灯は、見かけはそっけないですが、夜になると、以前の外灯と同じく、電球色で、赤く輝きレトロな感じがします。昼光色のLED外灯ではなく、少々値が張りましたが、大学村のこれまでの雰囲気を壊さないように、電球色にしました。夜見た人には好評です。

LEDに変えたことにより、電気代(中電に払っています)は半額くらいになりそうです。それに電球の交換がほとんどいらなくなります。これまで、一冬すぎると半分近くの電球は切れてしまい、はしごを担いで、1本1本電柱を登って電球を替えてきました。雪の重さで外灯の傘が落ちてしまうことも度々でした。

これからは、そういうことも無くなりそうです。

外灯工事で一時的に出費はかさみますが、数年で元はとれそうです。


自走式草刈機を購入しました               2018.6.6

これまで、大学村内の道路の草刈りは、肩からかけて振り回す、刈払機で刈っていました。外注していた頃は複数の作業員で刈っていたので、なんとか夏休みまでに間に合いましたが、昨年から、外注をやめて、管理補助員一人にお願いすることになったため、夏休みに間に合わないかもしれなくなりました。それに肩掛けの刈払機では相当な重労働です。この度購入したのは、ガソリンエンジンで走る、自走式、ハンドルをもってついて行けばいい、ロータリー式草刈り機です。昨日、届きましたが、結構能率的で、きれいに刈ってくれます。


環境整備担当理事からのお願い

信濃町のルールで ごみ分別にご協力を

ようやく皆様のお手元に信濃町の「ごみ分別一覧表」をお届します。(「のじり」と一緒に発送予定)

 

冷蔵庫や台所に掲示しやすいようにA4サイズにまとめたので、少々見づらいかもしれませんが、分別時にご活用ください。

 

今まで業者に委託していた「ごみ分別」を自分たちでやろうと決まって1年になりますが、いまだに北村管理主任を最も悩ませる作業のようです。

 

保管庫に溜まったごみ袋を何度も軽トラで管理棟に運び、中身を広げて、時には怒り、時には呆れながら分別し直す北村主任。「分別さえきちんとしてくれれば・・・」と、ペットボトルのキャップを外したり、ラベルをとったり、汚れたプラスチックケースを可燃ごみ袋に移したり。「分別お願いします」と書かれた袋もあります。とても大学村の住人のすることとは思えない現状に目を覆いたくなります。住人というよりは旅行者の意識なのでしょうか。一番目に付くのが、ペットボトルなどの資源ごみと、ガラスや陶器の埋立ごみが不燃物用の赤い指定袋に混ざって入っているものです。赤い袋には資源ごみも埋立ごみも同じ袋を使用するよう表示されているので混乱しますが、それぞれ分けて入れるようお願いいたします。

 

皆様のちょっとした配慮で気持ち良い保管庫を維持できます。ごみの正しい分別にご協力をお願いいたします。(横山)


ゴミ出し、もう少し丁重にお願いします          2018.5.14

これはどこの写真でしょう。管理棟のうら、除雪機、スノーモービル、軽トラなどをしまってあるところです。捨てられていた建具などを使って、仕切りを作り、ごみの種類別に分けてあるところです。

 

連休中とか夏休み、出てくるゴミの量は半端ではなく、ゴミステーションがすぐにいっぱいになります。可燃ごみは週に2回収集がありますので、まあまあ順調に減っていきます。包装プラスチックは2週間に一度しか収集がありません。その他のゴミは1ヶ月に1度、2、3ヶ月に1度、半年に1度といったものもあります。

 

それで管理人さんはゴミステーションいっぱいになったゴミを一旦管理棟に持ち帰って分類し直します。特に、燃えないゴミの袋(赤字にゴミの絵が入ったものです)の中には、いろんなゴミがごっちゃにはいっているケースが目立ちます。ごちゃごちゃに入っている場合は、それを分類して、ゴミステーションの青いかごの中に仕分けして入れます。特にペットボトルは蓋を外して、本体だけ(ラベルなども剥がして)、ペットボトルだけを赤い袋に入れて出します。(左端に写っているように)このようにしておかないと収集車は持って行ってくれません。

次にビンですが、これは月に1回だけです。ビンは色によって、収集曜日が違います。ビンは茶色、無色、その他の色というように分かれています。ワインを飲む方はご注意を。

 

スチール缶、アルミ缶も収集日が違います。注意をお願いします。

 

管理人さんは、ゴミの袋を外から眺めて、違ったもの入っていないか点検します。入っていた場合はすぐに開けて、取り出します。この作業をしておかないと、収集車がもっていってくれないのです。


セミナーハウスがきれいになりました            2018.5.9

セミナーハウスの照明器具が新しくなりました。今年の冬、雪の間は締め切っているのですが、春が近づいて点検のためセミナーハウスに入ったところ、天井からぶら下がっていた照明器具(プラスチック製、高さ80cm幅30cm)がテーブルの上に落ちて、散らばっていました。蕎麦の会の途中で落ちてきたりすると大怪我をしかねないので、5本あった照明をすべて、急遽和紙・竹ひご製で、LED の軽い照明に変えました。蕎麦の会のときにお披露目したのですが、なかなか雰囲気が出て、好評でした。

セミナーハウスの階段下に置いてある液晶テレビにホコリよけを縫ってもらいました。これまで布団のシーツを掛けていたのですが、これで、部屋もスッキリと美しくなりました。B-37の菅沼さんにお願いしました。ありがとうございました。


管理棟にも寄ってください

管理棟の中にはいろいろな情報があります。大学村に来られたら、寄っていってください。

まずは、毎日の新聞が1週間分テーブルの上に並べてあります。今は、「信濃毎日新聞」の1社ですが、夏休みになると、「朝日」「日経」「読売」など数種に増えます。

パソコンをもっているひとは、無料で、ここでインターネットにつなぐことが出来ます。IDとパスワードは壁に貼ってあります。

下の写真は、大学村の雪の状態の写真展です。雪下ろしがどのような状態で行われるのか、before、after がよく分かります。

ナウマンゾウ博物館のポスターが貼ってありますが、これ以外にも、信濃町の観光スポットのポスターがたくさん貼られています。

下の下の写真は、信濃町の観光パンフです。

大学村の山荘生活を楽しみに来られるひとのために、最新の情報を提供しようと、理事が信濃町役場まででかけていって、たくさんもらってきました。

どんどん利用してください。

これらのほかに、第一スーパーに行くための巡回バスの時刻表、なども掲示しています。

また、信濃町指定のごみ袋も売っています。バラ売りもしています。

コピー機もあります。(白黒ですが)大きさにかかわらず、1枚10円です。

管理棟に集まって、コミュニケーションの輪を広げましょう。


危険木、こんな風になっています。             2018.4.27

これは、今日切り倒されたシラカバの木です。直径はゆうに50cmはあるでしょうか。大木です。この木はこの2月頃に倒れて、電柱と電線、電話線にひっかかって、かろうじて立っていたものです。電線、電話線は重たさで、歪んでいました。管理棟から中部電力に電話をかけてもらって、切ってもらうように頼んでいたのですが、大学村は雪が深く、自動車が入れないので、春まで待ってくれと言われていたものです。しかし雪がとけても少しも切ってくれる様子が見られないので、何度も何度も電話をかけていたのですが、やっと今日になって中部電力から来てくれて、切り倒してくれたものです。

 

下の写真にピンクのテープが巻かれているのが分かりますか。これは昨年12月に危険木を見て回ったときに、すぐにでも倒れるかもしれないとテープを巻いたものです。心配していたことが現実に起こったわけです。幸い冬で、ほとんど誰もいない時期でしたが、たまたま、この木の下を通りかかったかもしれません。雪下ろし隊がスノーモービル列車で通ったかもしれません。電線に引っ掛かったからよかったものの、この連休中に倒れていたら、大惨事になったかもしれません。

 

ピンクのテープを巻いた木がたくさん目につくと思います。危険な木と思って注意してください。5月1日に、もう一度大学村内を見て回って、最も危険だと思われる木から切る計画を立てています。財政との関係で、みんな切るわけにはいきません。

 

今回は、道路脇の木ということに限定していますが、各敷地の中にも、危ない木、もう倒れて隣の木に寄りかかっている木、又は横たわっている木等、たくさんあります。大学村全体の木の老齢化、森の老齢化が進んでいるので、環境整備を真剣に考えなければならない時期が来てると言えます。


雪がとけました。車で山荘まで入れます。

雪がとけて、山荘まで車で入れるようになりました。例年に比べて1ヶ月ほど早い雪解けです。4月に入ってからはずっと晴天、気温も20度をこえて、一気に雪がとけ、土が見え始めました。春の到来です。山桜の蕾も膨らみ、と言いたいところですが、それはまだ。でも連休前に咲きだすかもしれません。これからは若葉の美しい季節、楽しみです。

台風並みの大風で太い枝がたくさん落ちました                         2018.3.9

昨夜、雨とともに、強い風が吹いて、大学村は雪の上にたくさんの枝が降ってきました。大きな木が倒れたという報告は入っていませんが、雪道の上に太い木の枝がたくさん落ちています。写真の枝は太さ10cm余り、長さ3m、2本に折れていました。道の上に落ちています。この下をもし歩いていて、頭の上に落ちてきたら、大怪我をしたもしれません。冬の間はほとんど人通りはありませんが、連休などの場合、大変危険です。自動車にあたったとしたら、修理代に結構かかることでしょう。

 

現在、村内の電線に倒れ掛かっている大きな木が1本あります。中部電力に連絡をとってあるのですが、雪が融けて車が入るようにならなければ、木を伐ることが出来ないという返事をもらっています。春までに、もし電線を切るようなことがあったり、すべって木が倒れてくるようなことがあるかもしれません。

昨年末、道端の危険な木を調査して回りましたが、早く森林整備の計画を立てる必要があります。危険木にはピンクのテープを巻いていますので、近づかないようにしましょう。

 

 

これは、4、5mはあるでしょうか、直径も15cmは超えるでしょう。この枝の場合は道から離れて敷地内に落ちていましたが、上を見上げると、まだ落ちてきそうな枝がたわんでいます。何時落ちてきても不思議でないといった感じです。

今回は台風並みの大風が原因ですが、積雪により枝が重たくなって折れることもあります。

 

大学村の開設から50年、木々も歳をとりました。大学村の森を元気な森に再生するよう、森林整備の計画を急がなければなりません。

 

今日、在村の森林整備担当理事、総務担当理事、管理主任が管理棟に集まって、対策を協議しました。春の理事会に対策を提案する予定です。

 

 


3月15日(木)は都合により管理棟はお休みになります。連絡がある場合は前日までにお願いします。


第1回雪下ろし、完了しました。このまま春になってほしいものです。

1月30日から始めた、大学村全域の雪下ろしは、2月16日でもって終了しました。前にもお知らせしたように、今年の雪は、正月以来雪の後に雨が降ったりで屋根の上の雪が氷になっていて、下ろすのにたいへん難渋しました。このところ晴天が続き、どんどん雪が融けてきています。管理棟前も、融けた水で水たまりができています。そして今日は春の嵐で、雨も降り、カラ松の小枝が吹き飛ばされて、雪の上に散らばっています。どこかの木が倒れていなければいいのですが…。でも、もう晴れ上がって、今日も雪解けが進むでしょう。2018.3.1

 


スノーバイクが大活躍

大学村管理棟には4台のスノーバイクがあります。冬場の足はこのバイクにかかっています。毎朝、管理人が出勤するとこのバイクで村内をくまなく一筆書きで一周します。特に新雪の積もった朝は大変です。スノーバイクは雪の上ならどこでも走れそうに思われていますが、一晩に1m近く積もる豪雪地帯の大学村では、バイクが雪に沈んでしまって、動きません。軽い方のバイクとか、馬力のあるバイクとか、雪の質を観察して、走らせます。それでも雪に埋もれて脱出できず、スコップで掘り出したり、あるいは管理棟まで歩いて帰ってきて2台目を出動させるとか、大変な苦労をしています。スノーバイクで圧雪した道路は、走りやすくなります。雪の多いときは2度3度と走り回って圧雪します。というのも、これは雪下ろしのためです。作業員を現場まで運ばなければなりません。鉄製の囲いの付いたソリを連結して、スノーモービル列車を編成し、その中に人や雪下ろし道具を積んで、そして後ろには長いはしごを引っ張りながら、現場に向かうのです。

雪下ろし期間は、管理人さんは大変です。新雪の降った翌日は、早いときには6時過ぎから出勤して、管理棟前の駐車場を除雪して、作業員の車を停める場所を確保します。大学村にあるのは家庭用の除雪機です。管理人はいつも、バックホー(シャベルカー)があれば簡単なのに、と嘆いています。そして、その後スノーバイクが走って作業員を運べるように、道路を圧雪して回らなければなりません。

というような具合で、スノーバイクは活躍しています。

 

しかし、今は、このスノーバイクも管理人のいるときしか使えません。この広い大学村で、冬の間どのような事故が起きるかわかりません。怪我をした、病気になった、火がでたというときに救急車も消防車も管理棟までしか入れません。救急隊はなんとしてでも現場まで入っていくでしょうが、家族までは運んでくれません。そんなときにこのスノーモービルが使えたらと、今回在村の村民に連絡をとって、乗り方の講習会を管理人に開いてもらいました。受講者は3人でしたが、エンジンのかけ方、構造、発進の仕方、トラブルが起きたときの処置、等々細かく教えてもらいました。その後村内の道路を走ってみましたが、いろいろな状況があり、一筋縄ではいかないものだと実感しました。

このような受講者が出動しなければならない事態が起きないことを願っていますが、この雪に閉ざされた大学村で冬の山荘生活を楽しむためには、何かあれば、村民が協力し合うことが大切だと思います。 

 


スキーはいかがですか

スキーシーズンももう少し。

黒姫高原スノーパーク、第一クワッドのリフトを降りたところからは、野尻湖、斑尾、信濃町・柏原・古間の町が見渡せ、遠くには志賀高原の山々が白く輝いています。今年は雪が少ない割にはブッシュが見えるようなことはなく、雪質もよくて、スキーには快適な状況です。

大学村の山荘を拠点にして、スキーを楽しみませんか。


入村される場合は事前に管理室へ連絡を            2018.2.9

ニュースでは福井の大雪が流れています。信濃町はそれほどではないですが、それでも断続的にゆきが降り続いています。この連休は暖かくなると言っていましたが、雪マークに変わりました。

「大学村カレンダー」でお知らせしていますように、この連休2月10日、11日、12日の3日間は正月のような特別態勢はとっていませんので、管理棟は開いていません。通常の休み扱いです。

これまで3軒から、この間入村すると連絡を受けていますので、管理棟前から山荘までの道はスノーモービルで圧雪し、長靴があれば歩ける程度にはしてあります。また山荘の玄関先まで入れるように、「かんじき」等で踏み固めてあります。冬の大学村をお楽しみください。

まだ連絡出来ておられない場合は今日(9日)中に電話連絡ください。出来るだけのことはしておきます。


雪下ろしが始まっています                  2018.2.9

雪下ろしは、1月30日(火)から始まりました。作業員の方たちも、予定してもらっていたので初日から全員参加していただき、順調な滑り出しになりました。今年は、D地区から始まりました。いつもはA地区とかE地区とかから、端っこから始めるのですが、今年はど真ん中から開始という事になりました。D地区からG地区へと、奥へ進み、B地区、F地区、E地区へと広げながら、K地区、C地区、A地区へと戻ってくる予定です。

今年の雪の状況ですが、写真のような平屋、傾斜の緩やかな屋根には12月以来の雪が一度も落ちること無く積もっています。屋根の雪は、見た感じ、1m以内で大した積雪のようには見えません。しかし、この間、何度か雨が降り、雪が融け、また氷に変わって、ぎっしりと詰まった重い雪になっています。

作業員の話では、こんなに硬く重たい雪は初めての経験だと言っていました。写真のように、軒先には雪のブロックが積み重なっています。テレビのニュースなどで見ているような、新雪をスノーダンプ(大型のスチール製のちりとりのようなもの)で、すくって落とすようなことでは、大学村の雪は落ちません。屋根の上の氷のような雪を1m立方の塊に砕き、それをそっと、軒先まで運び、落とします。雪下ろしというのは、すべての雪を落とすわけではありません。屋根の上は鉄板で滑りやすくなっています。だから、鉄板まで雪を落としては、その上で作業は出来ません。それに屋根そのものを傷つけることになります。それで写真のように20cmぐらいは残して、雪を下ろすのです。見た目は、雪が残っているじゃないかというように思えますが、これが雪下ろしの極意なのです。この後、一晩雪が降れば、4、50cmも積りますが、見た目には雪下ろしをした屋根としない屋根の区別がつきませんが、載っている雪の重さ、質は全く違います。

 

つぎに、A型屋根の様子です。写真のように、東側の日当たりのいい方の屋根はこの間の晴天で滑り落ちました。西側は未だ残っています。そのうち落ちて、きれいな屋根になります。しかし、見てわかるように、軒下まで落ちた雪が迫っています。雪囲いをしている窓、雨戸、格子、も雪に埋もれそうです。これ以上、落雪が積もると、雪囲いの板を圧迫して、ガラスにも影響が出そうです。この山荘の場合、斜面地に建っていて、屋根の軒下には十分なスペースがありますので助かっていますが、平地に建っているA型屋根の山荘は軒とつながっているところも出てきています。雪が落ちさえすればいいというものでもありません。軒先と落ちた雪がつながると、それ以上雪は落ちません。それより雪がつながることとによって、凍って引張力が加わり、軒先を破壊する力になります。それを防ぐため、雪下ろし隊では、大きなノコギリ(氷屋さんが使っているやつです)で、軒先の氷を伐る作業を行い、屋根の雪を切り離します。そして落ちた雪の撤去です。この作業がまたまた大変です。

写真の山荘の玄関先の屋根の上には2m近く積もって、大きく雪庇が張り出していたのですが、これは作業員がスコップで落としてくれました。

世間では、日本列島全体が大雪になって被害続出と言うようになっていますが、大学村の中は、平年より雪は少なく、穏やかな日がつづいています。例年なら、山荘入り口に建ててある門柱(2m以上はある)が埋もれてしまって、探すのに苦労するのですが、今年は50cmくらい頭が見えています。カーブミラーもまだ足が見えています。そんなん中で、今日は、アカゲラがやってきて、木をつついています。春と言うにはまだまだですが、ほっとさせられます。

今回、ホーム・ページの更新が遅れたのは、ホーム・ページ管理者がインフルエンザにやられて、2週間近くダウンしてしまったからです。もう、ひとに伝染す心配もなくなりましたので、管理棟にも出かけていけるようになりました。

雪下ろし完成までもう少しかかります。それまで事故などのないよう、祈るばかりです。


今週は大雪、今冬最強の寒波が                                                         2018.1.22

東京は大雪で、大騒ぎをしています。こちらはきれいな雪の花を咲かせました。ここはB地区から管理棟へ降りていく坂道、先週はあったかで、木々に積もった雪もすべて落ちて木肌の色を見せていたのですが、今朝は、びっしりと枝という枝に積り、幹も吹き付けられた雪で、森全体が真っ白に変身しています。

東京は25cmの積雪で機能麻痺、こちらは1時間ほどで25cm、一気に積りました。

23日朝、一瞬青空が見え、妙高が赤く染まりました。でもすぐに雪雲に。止むこと無く振り続けています。今晩もずっと降り続きそうです。明日は何センチメートル積もっているでしょうか。天気予報では今週中降り続くようなことを言っています。確かに降り続きそうな空です。寒気団も後から後からやってきそうです。

来週から、大学村内の雪下ろしを予定しています。30日(火)からです。傾斜の緩やかな屋根の山荘には、12月以来、一度も融け落ちなかった雪が残っていました。その上に、今回の大雪が降り積もると、結構な雪の厚さになります。被害が出ないか、心配です。

この斜めの木、向こうの木の枝に引っかかって、かろうじて止まっています。雪の重さでしなってもいます。もしこれが枝から外れて落ちてくると大変危険です。落ちるところは道のうえ、歩いている人を直撃しかねません。木は枯れ木で、だいぶ腐食も進んでいます。危険木と指定されている木です。

それを心配して管理主任が、根もとから伐採してくれました。(19日)一安心です。

前に調査した危険木は、今真っ白な雪の中で不気味に赤いテープを風に揺らしています。ゆきの重さに、耐えられないのも出てきそうです。危険木ではありませんが、直径10cmもある枝が、雪の重さに耐えられず折れているのは、いろんなところで見受けられます。実際に落ちる場面には遭遇していませんが、雪にぐさっと突き刺さっているのは見かけます。歩いているときに頭の上に落ちてきたらどうしようと、ゾッとします。


今週はあたたか                        2018.1.16

13日夜の大雪がウソのように、今週は晴天が続いています。昨日の穏やかな日差しの中で、ゆったりと管理棟前の駐車場の除雪ができました。倉庫周り、管理棟の周り、セミナーハウスの前の道まできれいに除雪が完了し、広々としています。それに在村者がぐっと減って、車の数も4台ぐらいになってしまいました。

村内の道路も晴れ間の中、ゆっくりと圧雪ができました。14日の朝は、スノーシュー(かんじき)をつけていても、一歩一歩進むのがたいへんで、管理棟まで出てくるのに、大変苦労したのに、今ではスノーモービルが何度も走ってくれて、長靴だけでも歩けるようになっています。明日からは雨という予報で、屋根の雪が落ちてしまいそうです。こんなことで、冬が終わるわけもなく、来週からの雪をまた心配しています。


あけましておめでとうございます

2018年もあけました。管理棟の横で90cmを示しています。G地区では1mを越えていることでしょう。年末にかけて2度ほど大雪が降りました。「大雪警報」が発令されて、大学村は新雪が1m近く積り、スノーモービルも「歯が立たない」ぐらいでした。スノーモービルが軽すぎて、新雪に沈んでしまいます。管理主任の北村さんも、途中で沈没、歩いて管理棟まで帰ってきて、2台目のスノ-モービルに乗り換えて、救出に出発。そんな日が続きました。大晦日は雪も止んで、青空も見えました。大学村内の道はすべて、スノーモービルで圧雪しましたので、今は長靴だけで歩くことが出来ます。しかし元旦、昼からはまた「積りそーな」雪が降り始めています。明日の朝はどうなるでしょうか。

管理棟の前の駐車場はいっぱいです。朝数えたところでは20台を越えていました。大晦日に、来村者のみなさんにお願いして、2台以上で一緒に来ている場合は前後に二重に停めてもらうとか、管理棟の前では背中合わせに停めて、車を出しやすくしてもらうとか、工夫をしてもらったため、なんとか20台を収容することが出来ました。ほかに、セミナーハウスの前に2台分ぐらい、スペースをあけてもらったり、ゴミステーションから天池に向かって、縦列駐車ができるように、道幅を広げてもらったり、雪が止んでいる間に除雪を急いでもらいました。しかしこれから雪が降り続いて、信濃町の大型除雪車が入ってくるようになると、排雪のためのスペースを确保しなければならず、大変なことになりそうです。

こちらが、増設した縦列駐車場。ななめ駐車すればもう少し停めることができそうですが、横を大型ラッセル車(シャベルカー)が通ることを考えると、ちょっと不安になります。

正月や、雪のシーズンにもっと大学村に訪れて、雪の世界を楽しんで貰いたいのですが、この駐車場問題、道路除雪の問題を解決しなければ、これ以上の入村人数増加はむつかしくなります。

 

12月31日、1月1日、2日は、管理棟の事務はお休みで、3日から開けることになります。この3日間は、アルバイトに、駐車場の除雪とスノーモービルによる道路圧雪をお願いしています。(8時45分から5時15分まで)

この間、ごみ処理についてはステーションの扉に張り紙がしてあります。張り紙の指示通りによろしくお願いします。(可燃ごみ、容器プラごみ以外は、信濃町では別荘地だけではなく、どこでも収集しません。各山荘で春まで保管しておいてください。)


大学村内の危険木の選定を実施しましたので、ご報告いたします。 環境整備担当理事 横山解子     2017.12.20

 

12月11日(月) 10時から12時30分

選定者:長野森林組合北部支所 伊東大介氏

参加者:渡辺理事長 木村理事 渡部義就 渡部裕子 横山宣弘 北村主任 横山解子

ルート:A地区→C地区→B地区の一部

道路に倒れそうな危険木を中心に、伊東氏が選定し、ピンクリボンを巻きつける。

・完全に枯れている木

・倒れて横の木にかかっている木

・樹幹に穴が多くの穴があいていて、虫食いによる空洞化がみられる木

・キノコが多く付着して枯れかけている木

・上部にわずかな葉が見られるが、下部は木肌がめくれて枝も折れ、ひょろ長い木

などを中心に、時には幹をこんこんと叩いて音を聞きながら、伊東氏がピンクのリボンを巻いたのは83本でした。伊東氏は午後から仕事の為、翌日続きを行うことにして解散。

 

12月12日(火) 8時30分~12時30分

選定者:伊東氏

参加者:渡辺理事長 木村理事 茂里理事 横山宣弘 北村主任 横山解子

ルート:K地区→B地区→F地区→D地区→G地区→E地区→K/B/A/Cの残った地区

昨日と同様の作業を行う。207本にリボンを巻く。

両日で290本の危険木が選定された。(横山が数えたので、誤差あり)

管理棟に戻り、伊東氏と話し合いをしました。

作業中、伊東氏は「この木の下には車を止めたくない」と避けられるところもあり、危険度は非常に高い状態。今回は道路に倒れると歩行者や走行車に危険な木に限って選んでもらったが、敷地内に少し入ったところにもまだまだ危険と思われる木は多く、もっとリボンを付けたそうでした。

倒すべき木の数を300本として見積もりをお願いしました。

20~30メートルの高木で、電線に架かるものも多く、クレーン車を導入しての作業となり、概算で1日10万円かかるとのこと、切る木の本数ではなく、作業にかかった時間で計算されます。

今年度は森林整備に予算はついておらず、来年度なんとか捻出して、メインストリートからでも伐倒に着手していかなければならないと思います。見積もりが出来ましたら、ご相談したいと思います。

 


大学村内の倒木・危険木の調査を実施しました       2017.12.12

15mに1本 危険木

傾いたシラカバ

道に傾いたシラカバは先端で他の木にもたれていました=17年12月11日、A地区で

 大学村内道路の両脇にある危険木の実態を2017(平成29)年11月11、12の両日、大学村理事会環境担当の横山解子理事の呼びかけで在村の「森に親しむ会」会員と理事ら計8人が調査しました。長野森林組合北部支所の組合員が見てくれましたが、虫食いで内部が空洞となっているナラ類、根が弱いシラカバ、立ち枯れなど約300本を危険木と判断しました。余りの多さにみな驚いていました。同森林組合の見立てでは伐採に約1ヶ月かかり、費用は最低でも約300万円という大事業になります。開村50年たって大学村の樹木の多くは樹齢70年にもなります。今、橋やトンネルなど建設されて50年たつ社会インフラの老朽化が問題となっていますが、大学村にも50年問題が押し寄せていることを知らされました。

 A地区から始まって村内道路の両脇を調べました。危険木と判断したらピンクのテープを回します。シラカバはほとんどピンクです。A地区では高さ20メートルはあろうかという大きなシラカバが少し傾いていましたが、見上げると先端が隣木に寄りかかっていました。根からぐらついている様子です。

 ナラ類もたたくと軽い音がはねかえってくる木がありました。内部が虫食いで空洞化している証拠です。木肌に虫が開けた穴が点々とみつかりました。

キノコ、地衣類が発生しているのは、枯れはじめている兆候です。こうなるとコゲラなどキツツキの鳥がつついた穴も見えます。

 

アカマツ

根元の土が流出したアカマツ=17年12月12日、E地区で

 E地区の六月地区から入る所に大きなアカマツがありますが、根の部分がむき出しになり、不安定な立ち位置となっていました。このアカマツについては以前から危険との情報が寄せられていました。大学村の主要道路に面していますので、車に被害が出る恐れがあります。

 このアカマツの場所から東へ回り込んで崖上の道を行くと、約400メートルの間に26本もピンクのテープがつきました。15メートルに1本という割合です。ナラ類がほとんどですが、虫食いによる空洞化と判断されました。

 この調査のきっかけは10月23日の台風21号です。超大型台風となって静岡県に上陸し、長野県から離れて北上しましました。信濃町は同日午前7時20分、土砂災害警戒情報を発令し、大学村周辺地区にも避難勧告を出しました。しかし、風についての警戒情報はありませんでした。

 それほどの強風とは思えなかったのですが、村内では道路脇の3本が路上に倒れました。その状況を木村理事が10月23日付大学村ホームページに写真付で報告しています。

 車や通行人が通っていたら、と思うとぞっとする光景です。

 1年前の2016年11月3日、野尻湖ホテル跡地のナラが突風で倒れ、観光中の84歳女性が下敷きとなって死亡した事故が思い出されました。

 この3本について11月4日、大学村民がつくる任意団体「森に親しむ会」が調べました。その結果、シラカバは根の張りが浅く、大きくなったシラカバは根こそぎ倒れやすい、ナラ類は葉をつけて元気そうに見えても内部は空洞となっている木が多い、また、立ち枯れの木が多い、という状況が見えてきました。

 

 

 

ピンクの危険木6本

次々とピンクリボンが巻かれる危険木。6本も集中していた所もあった=17年12月12日、E地区で

台風でなくても、ちょっとした風や着雪で倒れる不安がでてきました。 横山解子理事が同森林組合と交渉して今回の調査が実現しました。

 参加した人は横山解子理事のほかに理事会から木村、茂里、渡辺の3人、横山宣弘、渡部義就、裕子、北村管理主任の8人のみなさんでした。                        渡辺圭司C-28 記

 

 


地震は大丈夫でした                   2017.12.6

今朝、0時13分、長野県中央部を震源とする地震が起きました。NHKニュースで、信濃町、震度3と報道されていました。大学村でも、携帯電話の緊急地震速報が鳴り響き、「強い揺れに備えてください」とCメールが届きました。揺れが来るぞと構えていると、速報どおり、数秒揺れが来ました。まだまだ続くかなあと待ちましたが、それだけで終わりました。急いでNHKのテレビをつけると、地震速報が流れていました。

数年前、小谷村の地震のときは、大学村もだいぶ揺れが続き、停電にもなって、不安な時間を過ごしましたが、今回は1回きりで終わりました。

あさ、北村管理主任が出勤してきて、ひと通り大学村内を車で巡視して回りましたが、とくだん被害を受けたところはなかったようです。

そのかわりと言ってはなんですが、昨夕から降り続いている雪で、大学村は銀世界、積雪20cmと言ったところでしょうか、これ以上積もると、自動車での山荘への出入りは難しくなりそうです。本格的冬の始まりでしょうか。

 

話は変わりますが、先日、清明台で火事騒ぎがありました。朝食を終えた頃、サイレンが聞こえてきました。信濃町ではパトカーのサイレンを聞くことなどまれなことなのですが、よく聞くと、「カンカン」と鐘の音も聞こえます。火事だと分かりましたが、音からして近くではなく、六月あたりかなあと、まずは安心していました。1時間もしないうちに静かになったので、火は消えたのだろうとホッとしていました。大学村の端っこにある家から連絡があって、火事騒ぎは六月に降りていく清明台の山荘で、ログハウスの居間あたりから火が出たと、詳しく話を聞くことが出来ました。

冬になって空気が乾燥しています。夏場、カビ生えて困っていた山荘も、今では湿度50%、薪ストーブを焚くと洗濯物もどんどん乾きます。大学村の森も葉っぱが全て落ちて、燃えやすくなっています。11月には消火訓練をしましたが、火事を起こさないようみんなで注意しましょう。

 


可燃ごみ・容器包装プラごみ以外は春まで各山荘で保管 おねがいします。

信濃町のごみ収集は、冬の間(12月から3月まで)、積雪のため「可燃ごみ」「容器包装プラごみ」「古紙類」以外は扱わないことになっています。大学村でも、この間はごみの扱いは上記3種類だけとします。「可燃ごみ」は従来通り、月曜日と金曜日(正月と成人の日と建国記念の日は変則)に収集車が入ります。「容器包装プラごみ」「古紙類」は収集カレンダーを見てください。ホーム・ページの「大学村カレンダー」にも載っています。

その他のごみは、全て各山荘で保管しておいてください。ごみステーションは写真のように、すべてのコンテナを管理棟倉庫に片付けました。ゴミ袋は、「可燃ごみ」(右側)と「容器包装プラごみ」(左側)のみ受け付けますので、それ以外のごみ袋をステーションに出すことはご遠慮ください。

管理棟は、冬場は雪下ろしのため道具(除雪車、スノーモービル、スノーダンプ等など)の置き場にスペースを取られるため、ごみを保管する場所を確保できません。会員のみなさんのご協力をお願いします。

4月になると、その他のごみの収集も再開されますので、ゴミステーションに出してください。その時はまた案内します。


セミナーハウス 消火訓練              2017.11.4

大学村セミナーハウスの消火訓練を2017(平成29)年11月4日午前10時から1時間半、長野市消防局の指導のもとでおこないました。

 この訓練で同消防局は「火が天井に回ったら、初期消火をあきらめ、外へ逃げる。絶対に戻ってはいけない」を特に強調しました。

 想定は「セミナーハウス厨房付近から火災発生、1階に逃げ遅れた者1人がいる」。

 119番通報、初期消火、避難誘導、消火器具の扱いが訓練内容です。

 北村真一管理主任がこの8月に防火管理者資格を取得しましたので、セミナーハウスの宿泊利用が可能となりました。そこで長野市消防局から自衛消火訓練を実施するようにとの指示を受けました。

 セミナーハウスの宿泊は、今後、大学村が入村者を増やす施策の要となりますので、消火訓練は大事です。

村民14人が参加しました。まず、北村管理主任が「火事だ~」と知らせます。受けて指揮者役の渡辺圭司C28が「119番通報!」と叫びます。横山宣宏さんA34が通報役を引き受けてくれました。

続いて、指揮者が「避難誘導」「初期消火にあたれ」と矢継ぎ早に指示を出しました。

北村管理主任が事前に作成したシナリオ通りです。

 北村管理主任は2階に上がり、「誰かいませんか」と大声でたずねました。

 避難誘導役は小牧輝夫さんD47。北村管理主任の「小牧さん、2階は誰もいません」の連絡を受けて、小牧誘導員はセミナーハウス前の駐車場に村民を避難させました。

 続いてヘルメット姿も凜々しい木村文三さんF18が火元の厨房で消火器を使って消火活動を始めました。間もなく2階の点検を終えた北村管理主任が合流し、2人で消火にあたりました。

 この様子を消防署員が見守りました。

 この間、約2分。小牧誘導員が指揮者へ「避難誘導完了しました」と報告。指揮者は「ヨシッ」。続いて木村消火係員が「消火完了しました」。これも「ヨシッ」。

 以上で消火訓練は終了しました。

 119番を初めて通報したという横山さんは「受け手の対応がていねいだった」とほっとしたようでした。

 消火訓練の後はセミナーハウス前で消火器の取り扱い訓練をしました。

 消防局の講評は「概ね良好」でした。注意として、出火時1人の時はまず、初期消火に努め、火が天井に回ったら、外に逃げて119番通報する▽複数の時は、初期消火と同時に119番通報する▽119番通報を大げさと思わずにかける。火災保険の申請の際、消防署の証明書が必要になる。また、壁の中に火が残っている場合がある―などがありました。

渡辺圭司C28記

 


”大学村の森に親しむ会”から総括原稿が届きました。   2017.11.5

 台風21号が大学村の森に与えた被害は、村の森の現状が村民の生命に関わる危機的的状況であることを如実に示した。

 台風の後、ちょうどその日大学村に滞在していた村民の案内で11月4日、2時から“大学村の森に親しむ会”というよりも“危ない大学村の森を見よう会”が開催された。

 A地区の、根こそぎ倒れ、道路を塞いだシラカバは樹齢60年ほどか、幹の根元、直径約70cmの大木だが、もともと他の樹木に先駆けて生える先駆種で寿命が短い。倒れた木の根は幹に比べて貧弱なものだ。倒れてから4日後、中部電力が処理に来た。

 B地区のカラマツは地上5mほどの高さで折れて、道路に倒れていた。幹の根元直径約60cm、外見は立派だが幹の中は、木くずがモコモコで空洞化、木を切った村民は、チェーンソーを入れると、歯の抵抗がとても小さかったと語る。

 気を付けて村内を歩くと葉がほとんどついていない木や、完全に枯れた木、すでに倒れて、隣の木に寄りかかっている木が多く見られ、大学村が開発されてた当初に植えられたと思われるカラマツやスギ(当時は資産価値があると思われていた)が、その後手入れをされず密生し、ヒョロヒョロと伸び、十分に光をもらえない木は劣勢木となり、今にも倒れそうだった。敷地内の木が倒れ、家に被害が及んでいるところもあった。

 散策中に、この木が倒れてきたら……、車の上に落ちてきたら……、大学村の森はもうここまで来ているのだ、という状況に、参加者は一様にぞっとする。

 大学村には「自然は自然のままに」「我が庭の木は切ってはならない財産だ」という意識が根強く残っているが、大学村の森はもともと天然林ではなく、里山に近い人工林であり、植林したものであると、木を切った村民は説く。人工林は植えた後、人の手を入れ、管理されるべきもの、それを自然に任せた結果、今の大学村の森になり、不動産屋も、資産価値を落とすに至ったのだと言う。

 観察して回った後、管理棟で、現状の認識、今後の対策について積極的な意見交換が行われた。

そこで出された意見。

・人の命に関わる重大事項であり、早急に危険な木々を選別し、伐倒しなければない。

・所有者各自が、自分の庭に危険木雅ないか調べてみる。

 葉があまり出ていない木はないか。倒れた木はないか。

・大学村にあまり来ない方、土地だけの所有者にも、森の危機的状況を認識してもらうため、ホーム・ページや、会報「のじり」にどんどん取り上げ、周知させる。

・大学村森林整備委員会を作って、危険な木から伐倒を実施していく。

・森林整備にかかる予算を確保する。

・危険と判断された木には、「危険木」という名札を付けて、所有者の村民にも、散歩している村民にも注意を促す。

 

理事会で、今後検討を重ね、早急に方針を決めるよう、要望します。

 


倒木観察会  森に親しむ会主催         2017.11.4

昨日の新そばの会で、呼びかけのあった「森に親しむ会」主催の「倒木観察会」が開かれました。あいにくの雨で、実施が危ぶまれたのですが、かっぱに傘をさして、多くの村民が集まってくれました。ちょっと小止みになったところで、まずは見て回りましょうと、さっそく出発、まずはこの下の写真の白樺が切られた現場に行きました。当時A地区の滞在していた会員さんから、説明を聞いています。後ろに写っているのがそのときの白樺の玉切りです。台風のあくる日から4日間、中部電力が切り倒してくれるまで、何時落ちてきても不思議でない状態で、毎日こわごわ、この倒木の下を車でくぐっていたそうです。

2枚めの写真、これは下の写真の落葉松を伐倒した切り株です。指で触っているのは、木のウロに蟻が入ったのか、木くずのいっぱい詰まった切り株です。木の生きている部分は厚さ5cmほどの形成層、これだけでもっていたのです。折れていた5m近くまでずっとこの状態でした。外見は青々とした葉や元気そうな枝がいっぱいついています。ひと目見ただけでは中がこんなに空洞になっているとは想像できません。

この落葉松は、大学村の村民に協力願って、23日の夕方に切り倒したものです。管理室のチェーンソーだけでは装備が足らず、ロープ、滑車、牽引自動車など道具を調達してもらっての伐採で、無事倒すことができました。あとは管理主任が玉切りにして道路を整備してくれました。

今回の観察会では、今回倒れた木だけでなく、道筋の木を観察しながら、どのような木が倒れるのか、学習しました。中でも、白樺がほとんど寿命で、根の部分が見え、今にも倒れそうです。倒れていなくても、隣の木に寄りかかっているだけで、枯れたものも何本かありました。大学村も開村50年、白樺の寿命も50年です。大学村中の白樺は、伐採しないと人的被害も含めて甚大な被害をもたらす危険があります。また、植林された落葉松は、この50年間、枝落としや間伐などの人の手入れが少しも施されていないので、先程見た、ウロに占領された木、栄養不足で枯れ死した木など、何時倒れるかわからないものがたくさん見受けられます。また大学村の大多数を占める木であるコナラ、ミズナラの木はただただ天に向かって、ひょろひょろと伸びて、太さが足りません。

倒れた場合、建物への被害、電柱などへの被害、そして一番心配な人への被害が発生します。

早急に、対策を考えなければならないと言うのが今日の観察会の結論でした。

 


台風一過、少しばかり爪痕を残していきました     2017.10.23

台風21号が通過していきました。吹き返しも含め、長時間強風に晒されました。森の中の山荘は風にはあまり影響されませんが、森の上はユッサユッサと揺れます。風が吹き荒れて、森全体が揺れています。朝、山荘から出てみると、道は落ち葉でいっぱい、まだ紅葉していないコナラの青い葉が一面に広がっています。細かい木の枝も道中に散らばっています。車で走ると、コンコンと車体の底に当たります。ときには大きな枝も落ちていて、直撃を喰らえば相当なダメージを受けるでしょう。

北村管理主任が、始業の前に、村内を一周して被害状況を調べてきてくれました。

村内では上の写真の大木が倒れて、道を塞いでいることがわかりました。一つ目は管理棟からA地区に入る、すぐのところで白樺が倒れて電線に引っかかって、かろうじてこのような態勢を保っていました。すぐに中部電力に電話をかけて、伐採に来てもらうことになりました。しかし被害は広範囲に及んでいるらしく、今日中に来ることは無理なようです。A地区の人の出入りは可能ですが、いつ倒れてしまうかわからず危険な状態です。

二つ目はB地区の奥の方ですが、カラ松が4mぐらいの高さのところで、ボキッと折れて、道を塞いでいます。これは生木ですので青々とした葉っぱや枝がついたままです。

同じくB地区に、これはコナラでしょうか、枯れ木が道を塞いでいます。立ち枯れしていたのが、とうとう倒れてきた感じです。

これら3本が何時倒れたかは、分かりませんが、もし、この木の下にいたら、大変な事故になっていたに違いないでしょう。

どのように対処するか、管理棟で話をしていると、ちょうどその時、管理棟の前のスピーカーで、避難勧告の放送が始まりました。「野尻1から7,土橋、赤川、熊坂」の人は野尻支館に避難してください。」大学村は「土橋」に入ります。土砂災害の恐れがあるのでということです。大学村で言うと、G地区、E地区あたりが怪しそうです。北村さんの報告では、別段異常はなさそうだったとのことで、様子を見ることになりました。もう少し風が止んだら、道だけでなく、山荘の屋根に倒木がかかっていたりするところがないか、確認のため回ることにしました。

 

今回は、来村者も少なく、すぐに連絡をとれる程度だったので、被害もないことが確認できて、大きな問題にはなりませんでした。が、今後の地震などの災害を予測して対策をねっておく必要を痛感しました。11月4日には防火訓練を予定しています。多数の村民のみなさんの参加をお待ちしています。


大学村内の掲示板の屋根を修理しました

村内にある掲示板がだいぶ傷んできています。ひどいのは屋根の部分が飛んでしまって、廃屋のようになっていました。今回、北村管理主任が、写真のように屋根の部分を作り直し、ペンキを塗ってくれました。ちょっとは見場が良くなったでしょうか。それに足の部分も腐ってきて、添え木をしたり、つっかえ棒をしたりで、なんとかしのいでいます。でも冬になって2mの積雪に耐えられるでしょうか。予算措置をとって、作り替えも検討しなければならなくなりそうです。

「熊が出た」「水道工事で断水します」「そばの会」など、身近なニュースが張り出されています。あったら、便利ですね。


2017年8月23日(水)大学村物件の流動化を目指して

「のじり」に売却希望物件を載せておられる会員・準会員のみなさんへ、8月24日付で、以下の手紙を出すことになりました。

 

2017/08/24

大学村村内に所有する物件を売却したい

とお考えのみなさまへ

                                     一般社団法人野尻高原大学村

                                     理事長 渡辺圭司

 

 2017(平成29)年8月23日、渡辺理事長、井汲、木村両常務理事の3人が飯綱町の不動産業者ハーベンを訪れ、高野恵代表と大学村物件の売却で提携する打ち合わせをしました。

 ハーベンは大学村村民の売却申し込みに応じる、大学村はハーベンの現地調査、現地案内に協力する、を相互に確認しました。

 ハーベンを仲介業者に選んだ方は以下の要領で売却申し込みを進めてください。

 ハーベンについては別紙で詳しく紹介しています。

① 申し込み

電話は、026-217-0524 午前9時~午後6時、

   メール haben@ab.wakwak.com

   郵送 〒389-1121長野県上水内郡飯綱町牟礼509-1、

不動産情報センターハーベン

伝えるデータは信濃町役場から郵送で来る「固定資産税課税明細書」のコピーがベスト。付け加えて、大学村の地区と番号。

② ハーベンは現地調査をし、地積測量図などをつくる。写真を撮る。この時、大学村管理人が下草を刈る、標柱を探す、ポールを建てるなどの協力をする。

③ ハーベンが算定した売値を郵送で連絡。この時、査定料1万円の請求書が同封されます。査定料について当方で調べました。業者によっては、取らない所もあれば、交通費3万円を要求する業者もいます。ハーベンの場合、資料取得費用などを勘案し、査定料1万円は妥当な金額と我々役員は判断しました。

④ 査定料振込を確認して、ハーベンは売り主に電話で売値の調整に入ります。結果、不調に終わっても査定料は戻りません。この辺りの納得をお願いします。

⑤ 売り出しの価格が決まりましたら、ハーベンはインターネットで売り物件の広告を流します。他の提携するネットを通しますので、全国に仲介されます。

⑥ 売買が成立しましたら、法定の成功報酬をハーベンに支払います。ハーベンのネット広告に手数料が明示されていますが、これが成功報酬に当たる金額です。

⑦ この間、大学村理事会は関与しません。社団法人という性格上、営業活動はできないからです。

 以上で終わりますが、裏面で「寄付」「退会」を申し出ている方への連絡を付けています。

 

 2016(平成28)年8月9日の理事会で、大学村村内の売却希望物件について不動産業者仲介を可能としました。

 その際、不動産業者と買い手には、「大学村に入会し、大学村憲章、定款、内規、申し合わせ事項の遵守、入会金10万円、年会費は、建物付が8万円(雪下ろし費用を含む)、土地のみが2万4千円」という条件付物件であることをよく説明してもらうこともお願いしました。

 その後、1年過ぎましたが、不動産業者を頼むにしてもどの業者に頼んでいいのかわからない、大学村で業者を紹介してもらいたい、との問い合わせや要望が数多くありました。

 理事会はこの6月末から地元不動産業者2人に村内物件の取り扱い業者となるよう交渉してきました。その結果、ハーベン1社が応諾してくれました。

 大学村としても、査定の際の測量には標柱の所在を探す、広告用に写真映りがよくなるように下草を刈る、現地視察にきた買い手には案内をする、などの協力をいたします。

リゾート物件は冬の時代で、今回お願いした別の業者は「土地のみの物件は扱わない。建物付の700万円以上でなければ売れない」と扱い業者になることに難色を示しました。

 もちろん、業者選定は自由です。大学村理事会が用意した「ハーベン」以外の業者を通して売却を進められて結構です。が、重ねてのお願いとなって恐縮ですが、条件が付いた物件であることを買い手の方に説明のほど、よろしくお願い申し上げます。 

 寄付、退会を申し出ておられる方へ

 大学村理事会として、寄付受け入れの実現を模索してきましたが、不動産取得税や固定資産税を大学村が負うには財政事情が許さない、という結論に至りました。

寄付を受けると、300坪の土地だと最初の年は不動産取得税と固定資産税合わせて約5万6千円、次年度から固定資産税約1万8千円を大学村は払い続けなければなりません。

所有権はそのままにして会費を免除、つまり退会という方法も研究しましたが、これを認める根拠となる規定がなく、新たに内規をつくるか、定款を改定するか、をしなければなりません。

また、退会を認めて会費免除となりますと、体の良い会費逃れとの批判を浴びますし、退会希望者が続出という事態も容易に予想されます。

 寄付、退会いずれにしても総会決議が必要な事項です。あと1年、研究の時間をいただき、それまでは今回の不動産業者仲介を利用していただきたい、とお願い申し上げます。

 今のところ、唯一の対策は買い手をみつけることです。

 

 以上の事情についてご賢察をお願いし、当方も物件流動の促進を新執行部の第1優先事項として努力をして参る所存であります。

 

  

2017年7月31日(月)  久しぶりの陽、梅雨があけたかな

 久しぶりに陽がさして、表面が乾いてきました。しかしチップを入れた管理棟の周りはチップが水を吸ってぐちゃぐちゃ、車が通るたびに轍が深くつき、チップが掘り返されます。非常に歩きにくくなっています。比較的高い場所は水が早く抜けるのか、固まって、車も置きやすくなっています。しかし低いところが完全に乾くには日数がかかります。何日か晴天が続くと、乾いて、ふわふわと足に優しい感触になります。

 この状態をどうしたものかと、中、下の写真のように、倉庫の横の一部分のチップをすべて剥いで、山のように積み上げてみました。チップを剥ぐとその下は砂利で固めた地盤が顔を出します。1ヶ月ほどになるので、上方のチップが流れてきて、縞のようになっています。しかし、雨でも十分歩くことができます。

 管理棟の周りをどのようにしたらいいか、いろいろ検討中です。①周りをすべてアスファルトにして、駐車場を設置する。②チップをもう一度敷き詰めて、固化材できちんと固める。③チップをすべて剥がして、元の砂利の地面に戻す。④現状を楽しむ、その他ご意見がありましたら、お知らせください。

 この場所は冬になると、大切な駐車場になります。雪対策も考えておかなければなりません。除雪機を使うか、シャベルカーを使うか、によっても違ってきます。また、ごみステーションから坂を登るまでの部分が、町道なのですが舗装されていません。この部分の舗装をするかしないか、意見が別れるところであり、これも決着をつけなければなりません。

 道路係としては頭の痛いところです。


2017年6月29日(木)  大学村にホタルを

ここはどこかわかりますか。ここは天池の放水溝です。天池の水はこの写真の左側、道路を越えたところに閘門(ちょっとオーバーかな。)で堰があって今は板で放水を止めてあります。しかし,雨がふったり、春の雪解けの頃、道路を超えてすごい勢いでこの放水溝に流れ出します。その放水溝に覆いかぶさるように草が茂っていました。今日、きれいに刈り上げてもらいましたのでずっと見渡すことができるようになりました。子どもが遊んでいて足を滑らせてこの溝に落ちたら、なかなか這い上がれないところです。草が茂っていると道路からもわかりません。草刈りありがとうございました。

ここの溝は一年中水が流れていて、きれいので、カワニナなどを放流すればホタルが出るのではないだろうか、そんなホタル計画を立ててみてはどうでしょう。

 


2017年6月29日(木)  草刈り始まる

大学村も夏を迎えようとしています。道路の草刈りは先週から始まりました。これまで、「てんこもり」に委託していた草刈りを今年からは自前でやることになりました。夏休みの始まる20日までに全村の道路をきれいに刈り上げます。と言っても草のほうも1ヶ月で又どんどん伸びてきます。今日は管理棟周りと、天池の周りを刈りました。写真は天池の船着き場、夏にはここからボートを浮かべて、蓴菜採りをします。また、天池の水深調査もします。天池で水辺に近寄れる唯一の場所です。今年は水辺に安全に近寄れるよう、草刈りを頻繁にしてきれいにしていきたいと考えています。今年もボートを出してくれる人が、大学村を訪れてくれるでしょうか。


2017年6月26日(月)  新理事長のあいさつ

第6期第3回理事会で選任されました。さっそく新理事長から挨拶が届きました。(「のじり」72号に掲載予定の原稿から)

 

 

信濃町と共に

渡辺圭司C28

 

 思いもしなかった大学村理事長という立場に立たせられてしまいました。稀勢の里は「横綱になると見えるものがある」と言われて精進したと言いますが、大学村理事長職からは何か見えるものはあるのでしょうか。「何も見えない。明日はどっちだ……」と矢沢永吉の「背中ごしのI LOVE YOU」が頭の中にガンガン響き渡ります。

 かくなるうえは、まずは私の使命は8月総会までのつなぎ役と言い聞かせて、短い間ですが村民のみなさま、よろしくお願い申し上げます。

 5月下旬、常務理事4人で信濃町役場の水道課を訪問し、大学村の水道権利金についていろいろ説明を聞きました。その時、話題が「水道権利金から汲み取り料金と別荘住民には何かと割高に設定されている」に及びますと、係長ががぜん、胸を張ってとうとうとしゃべりはじめました。

 信濃町の水道は戦後、各地区の上水道を束ねて出発した。各地区の上水道は江戸時代に開発され、以来、地元の手で営々と維持管理されてきた。そのような努力の上に今の水道がある。別荘住民はその恩恵を受けるのだから、多少の割高は当然である……

 なるほど。仁之倉用水とか伝九郎用水は今も健在です。黒姫駅の近くに線路をまたいで用水が勢いよく流れていました。信濃町の隣、旧三水村には江戸時代、導水に尽力した測量技師をまつる神社がありました。

 治水といえば、私が住む和歌山県でも紀ノ川の水を導水した大畑才蔵という測量技師が有名です。徳川吉宗公に仕え、印旛沼周辺の新田づくりにも成功した人です。

 日本の郷土愛は江戸期の治水から始まるようです。

 しかし、いつまでも江戸時代を持ち出していては、限界集落、消滅自治体への道はとまりません。

 大学村はもっと地元に近寄って、共存共栄を図っていこう。ここから、明日が見えそうです。

 


2017年6月5日(月) きれいに草刈機で

通称「山下ガーデン」、大学村憲章と地図の看板がある花壇のことです。今は、レンゲツツジが咲き誇っています。連休の頃にはカタクリの花が咲いていました。会員の有志が毎年夏には草刈りをして大切にしてきたものです。今年は周りが雑草で覆われてならべられた石も見えないぐらいだったのを、きれいに草刈りしてもらって見場が良くなりました。管理室の入り口も倉庫のまわりもすっかりきれいになりました。天池がわの草も刈って、水際を歩けるような木道ができたらいいのにと話し合っています。


2017年6月5日(月) 道路のパッチング

見てください、この舗装、天池の横の道路です。今冬の道路除雪でいたんでいた舗装をこんな風にきれいにパッチングしてくれました。池田建工の倉庫まで大きく傷んだところはこのようなつぎあてだらけですが、きれいになりました。雪解けの頃から、町役場に写真を付けて、何度もお願いに行きました。春の連休までに応急処置をしてほしいと頼みに行ったのですが、実現できず、連休中は大変ご迷惑をおかけしました。町の方では補修が大規模になるので少し時間がほしいとの返事でしたのが、今日それが実現して大変喜んでいます。大きな舗装の自動車や10人近い人員で二日がかりできれいにパッチングしていってくれました。早速町の道路係へ行ってお礼を言ってきました。


2017年6月5日(月) ゴミステーション始動

ゴミステーションが仕事をはじめました。倉庫の左側が可燃ごみの置き場です。今のところ、月曜日と金曜日にゴミ収集車が午前9時頃までにはやってきます。町指定のナイロン袋に入れて前日までにこの倉庫に入れておいてください。もっていってくれます。その他のゴミは細かに分別され、収集日もまちまちです。青いかごに名札を付けて並べてありますので、間違わないように分別して入れてください。町指定の袋、「包装プラスチック」「不燃物」は必ずその袋に入れてください。その他アルミ缶とかスチール缶、電池、電球など細かく指定されていますが、間違わずのにかごに入れてもらえれば、管理人の方で指定の日時にもっていってもらえるように準備します。詳細は管理棟においてある「ごみカレンダー」をご参照ください。


2017年6月1日(木) よろしくお願いします

新しい管理人、北村さんが仕事につかれました。朝一番、在村の理事が管理棟に駆けつけて歓迎の言葉をかけました。渡辺総務担当理事からは、昨晩と同じく、小布施の紅白ワインを贈り、これからの活躍をお願いしました。当面は池田前管理主任から仕事の引き継ぎを行います。静谷さんのおられた机で仕事をすることになります。会員のみなさん、大学村へ来られたときには管理棟に立ち寄って声をかけてみてくださいね。


2017年5月31日(水) ご苦労さんでした 32年5ヶ月

ご苦労さん池田主任。17年5月31日午後5時、池田増雄・管理人の通常業務として最後の日となるるので、渡辺総務担当理事は紅白の小布施ワインを贈り、勤続32年5ヶ月の労をねぎらいました。池田さんの退職日は4月30日でしたが、新管理人の選考が遅れ、1ヶ月間、従来の勤務を続けてもらいました。6月以降は最雇用の管理補助員として大学村の外廻りの仕事をしてもらいます。


2017年5月28日(日) ゴミステーション届く

ゴミステーションが設置されていました。広さは3畳間ぐらい、桜の老木があったところで、池田建工がコンクリートの基礎を固めて、十一屋が今、朝運んできたようです。倉庫はブロックの上に置かれています。

可燃ごみは、指定の袋に入れて、このステーションの中のドラム缶に入れるようです。その他のゴミの出し方等については、これから総務の方で説明があると思われます。

扉は引き戸ですが、工夫がしてあり、開口部は結構広くなりそうです。


2017年5月26日(金)  新しい管理人さん登場

新しい管理人さんが手続きのために、管理事務所を訪れました。6月1日からの勤務になりそうです。手続きの合間に、管理室周りを見て回りました。いろいろな植物にも興味深げで、熱心に観察したり、仕事について質問したり、やる気満々の様子。とにかく大きい人で、管理室から出るとき、ドアのかまちに頭をぶつけるのではと心配したぐらいです。


2017年5月20日(土)  ゴミステーション基礎工事

今日は全国的に晴れ、大学村も新緑でむせ返っています。土曜日のため、管理室はおやすみ、入村者の札を見ても、在村はパラパラ、寂しい限りです。

写真は、ゴミステーションの設置基礎工事のあとです。数日前に、池田建工がやってきて、桜の老木を切り倒して、そのあとに砂利を入れ、コンクリートを流して行きました。場所は町の有線放送のスピーカーのアンテナが立っているすぐ横です。

ステーションのプレハブ小屋は十一屋さんが持ってきて設置するそうです