蓴菜採り

 実は、蓴菜採りは半月ほど前にもしています。その時はボートがなかったので、池の岸辺、そうそう、大学村の近況報告で書きましたが、天池の船着き場と言われている、あの睡蓮の咲くあたりの左側にある場所から長靴でチャポチャポと水辺に近づき、蓴菜の葉と茎を手繰り寄せ、ヌルヌルとした蓴菜の若葉を指先で摘んで摘み取りました。大の大人が水遊び、長靴の中には水が入り、ズボンはビチャビチャ、やっとのことで数人前の蓴菜の採取に成功、ゴムボートがあったらなあと、思ったものです。

 そしたら、今朝、「大学村に来たよ、蓴菜取りをしよう」と電話がかかってきました。さっそく、山荘の床下からボートを取り出し、車に積んで天池へ、船着き場から繰り出しました。水面は蓴菜に覆われています。ボートを少しずつ動かしては船べりから手を突き出して蓴菜の芽を摘みます。岸辺から手繰り寄せるのとは違って、いくらでもいいのを探せます。大きなボールにどんどんたまっていきます。

 今日は、蓴菜採りともう一つの目的、天池の水深がどのように変化しているかを、くまなく見て回りました。A地区から流れ込むあたりはだいぶ奥の方まで土がたまって、浅くなっていて水面よりうえまででて島のようになっている箇所もあります。スゲが岸辺からどんどん増えて、陸地化するのではないだろうかと思われる箇所もあります。C地区の奥の方はミツワガシワが 群生していて、沼地化していて、ボートでは近寄れなくなっています。

 天池に親しむことができるよう、岸辺の草を刈り、藪を切り払い、水辺まで近づけるように整備したいものです。夏の水芭蕉は大きな葉っぱで、春のあの可憐さからは想像できない姿に変わっていますが、水芭蕉をもっと身近に観察できるように管理棟前から船着き場まで木道を設置するとか、B地区とC地区を橋でつなぐとか、周回木道を作るとか、夢は大きく膨らみます。大人も子どもも楽しめるウオーターフロントをつくりませんか。

 まずは、熊笹などの草を刈ってもらいました。藪刈りも計画しようと思っています。お手伝いお願いします。